約 2,372,507 件
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/1723.html
ニンテンドーDSiウェアのゲームリスト ニンテンドウDSとDS LIGHTではダウンロードできません DSiかDSiLLと、3DSでのオンラインDL配信コンテンツ ARC STYLE さっかー! ARC STYLE 三国志タワーディフェンス~銅牆鉄壁~ ARC STYLE 絶叫原始人 サムの大冒険 ARC STYLE フロジャンプッ!! ギルティギア外伝!? ARC STYLE リズミックス ARC STYLE ロボットレスキュー ~トラップだらけの迷路パズル~ アースセイバー 隕石爆破大作戦 アースワームジム アーティストになろう! みんなの塗り絵 いぬ編 アーティストになろう! みんなの塗り絵 初級編 アーティストになろう! みんなの塗り絵 上級編 アーティストになろう! みんなの塗り絵 ねこ編 アーティストになろう! みんなの塗り絵 ミュシャ編 愛してイルカ ~愛されてイルカ~ アクションゲーム マジカルウィップ アクションパズル ラビ×ラビ アクションパズル ラビ×ラビ えぴそーど2 アクセルナイツ~汝が為我は剣を取る~ ACTシリーズ単語帳 日英編 ACTシリーズ単語帳 日韓編 悪夢の妖怪村 あたまIQパニック あたまご あたまご モンスターズ アタマを良くする暗算DS ぞうのはなふうせん at エンタ!対戦花札 こいこい合戦 at エンタ!対戦リバーシ at スポーツ!プロ野球2011 atチェス チャレンジスピリッツ あと何日?かぞえる ニンテンドーDSiカレンダー アドベンチャー・キッズ ~ポールの冒険~ アトリエ デコ ラ ドール アニョハセヨ!韓国語ワードパズル アノニマスノーツ ~第一章~ - From The Abyss - 甘口!大籠城 あれ?DSがサカサですけど。逆シューティング あれ?DSがサカサですけど。サカサドロップス いざ!かけあがれ!タワーオブゴッド うごいてあそぶダイエット うごいてあそぶボクシング うそ発見器 心の中をのぞいちゃお☆ うちまくれ!タッチdeカメレオン うちまくれ!タッチペンウォーズ UNO X-RETURNS お宝ハンター サブマリンキッドの冒険 おてがる写真メモ 大人の世界史パズル 大人の日本史パズル 海戦ゲーム レーダーウォー 書いて覚える 英単語帳 書いて覚える 写真単語帳 カードヒーロー スピードバトルカスタム 回転イラストパズル ぐるぐるロジック かたむく+アクション カタムクション かっぱ道 かめにんマーチャント! カメラであそぶ 顔グライダー 辛口!大籠城 気軽にお絵描き工房 キャラ・パシャ!回転むてん丸 ゲーム ウオッチ シェフ ゲーム ウオッチ ジャッジ ゲーム ウオッチ ドンキーコングJr. ゲーム ウオッチ バーミン ゲーム ウオッチ ヘルメット ゲーム ウオッチ フラッグマン ゲーム ウオッチ ボール ゲーム ウオッチ マリオズセメントファクトリー ゲーム ウオッチ マンホール ケモノミクス Kemonomix 公民クイズ小学生 心のヘルスメーター ココロン ころがしパズル塊魂 最凶横スクアクション vol.1 ノロイ ノ ゲエム 血 最凶横スクアクション vol.2 ノロイ ノ ゲエム 獄 三国大富豪 G.Gシリーズ ASSAULT BUSTER G.Gシリーズ EXCITING RIVER G.Gシリーズ Energy Chain G.Gシリーズ コンベアこんぽう G.Gシリーズ 忍カラクリ伝 G.Gシリーズ 忍カラクリ伝2 G.Gシリーズ THROW OUT G.Gシリーズ Z・ONE G.Gシリーズ Z・ONE2 G.Gシリーズ DARK SPIRITS G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙 G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2 G.Gシリーズ D-TANK G.Gシリーズ TETSUBOU G.Gシリーズ ドリフトサーキット G.Gシリーズ ドリフトサーキット2 G.Gシリーズ ドリリング アタック!! G.Gシリーズ Vertex (バーテックス) G.Gシリーズ BLACK×BLOCK G.Gシリーズ Wonder Land ジーニアスパーソナル 英和楽引辞典 ジーニアスパーソナル 和英楽引辞典 写真で格闘!フォトファイターX 邪聖剣ネクロマンサー NIGHTMARE REBORN 熟語クイズ 練熟漢字しょうがく1ねんせい 練熟漢字小学2年生 練熟漢字小学3年生 瞬間ジャンプ検定 新三国麻雀 国士無双 スカイジャンパー ソル スターシップディフェンダー すべてがつながる気持ちよさ! コトバシる セパスチャンネル ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション ソウルオブダークネス 速練計算しょうがく1ねんせい 速練計算小学2年生 速練計算小学3年生 速練計算小学4年生 宇宙をかける少女シューティング タッチで楽しむ百人一首 DS時雨殿 ダンジョンRPG ピクダン 探偵 神宮寺三郎 亡き子の肖像&謎の事件簿 探偵 神宮寺三郎 連鎖する呪い&謎の事件簿 中辛!大籠城 ちょっとDr. マリオ チビ少年の魔法大冒険 地理クイズ小学生 ドードーゴー! 救え! 楽園のたまご ドードーゴー!ロボ DOT MAN ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー 専用カラーコードスキャナー なりキャラ 家庭教師ヒットマンREBORN! なりキャラ NARUTO-ナルト- 疾風伝 難読500漢字わーどぱずる 猫のいるタングラム -猫と癒しのシルエットパズル- ノックアウトピープルズ ~ちょっと残酷な博覧会~ ハココロ はじめての もじれんしゅう ハチワンダイバーDS なるぞうくんはさみ将棋 バトリール シリーズ01 リールガン バトリール シリーズ02 蒼桜-沖田編- バトル オブ エレメンタル ぱねわっ! HANDYホッケー peakvox エスケープウイルス シューターパック peakvox エスケープウイルス ノーマルパック ヒーローオブスパルタ Bejeweled Twist ピックダン ピンボールアタック! ブレイクタクティクス プ~ニィと20のあそび場 ぶれいぶるー - バトル×バトル - ポケットるるぶ大阪 ポケットるるぶ沖縄 ポケットるるぶ京都 ポケットるるぶ神戸 ポケットるるぶ東京 ポケットるるぶ名古屋 ポケットるるぶ北海道 ポケットるるぶ横浜鎌倉 ほぼ日路線図 2009 ほぼ日路線図 2010 全国7エリア+新幹線マップ ポンジャン 麻雀パズル~ZIMO~ まっぷまっぷ!Byご当地検定DS! ミクロの生命体 明鏡国語楽引辞典 もっと目で右脳を鍛えるDS速読術 Light 燃やすパズル フレイムテイル モンスタークロニクル 理科クイズ小学生 生物地学編 リフレクトミサイル 恋愛偏差値★ナビ The LOST TOWN -The Dust ワンコと一緒♪ ワンダフルスポーツ ボウリング 3分天下統一 幕末クイズ編 4人で対戦!! テキサスホールデム ~せかいたんけん~ 国旗わーるどまっぷ @SIMPLE DSシリーズ Vol.1 THE 密室からの脱出 @SIMPLE DSシリーズ Vol.2 THE 密室からの脱出~学校編~ @SIMPLE DSシリーズ Vol.3 THE 密室からの脱出 ~プリズンブレイク~ @SIMPLE DSシリーズ Vol.4 THE 密室からの脱出 ~カラクリ屋敷~ @SIMPLE DSシリーズ Vol.5 THE 密室からの脱出 ~南国のコンビニ~
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/267.html
ヂェロニモとの死合の翌日。 レディ・ミィラは研究室に居た。 研究…否(いいや)。開発をしている物があるからだ。 それは…『麻薬』。 依存性が強く、よりブラッククロスが財を成す為の薬である。 そんな折りであった。 「邪魔をする。」 ある男がこの研究室に来訪した。 その男に対しレディはこう言う。 「久しいわね。」 そう。レディは知っている。 その男はかつて10年に及び共に研究をしていた男であるのだから。 そうだ、その男とは…! 「私の机はまだ残っているようだな。」 『Dr.劉』その人である!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○超鋼戦機カラクリオー外伝 クロガネの賛歌・番外 ー 地下プロレス最期の日 ー 第 3 話 「 世 界 の 誰 よ り も 貴 方 を 信 ず 」 レディは特に驚きもせずに。 「助手用にね、今日は非番。忙しいんだけど要件は?」 と返す。 劉は…。 「フム…。」 その机の椅子に座る。 そして書き物をしながら。 「(死合の)日日(ひじつ)が決まった。」 「その日、ハンドレッドは死す。」 「そう。」 「それはお前達の最期の日だ。」 レディ。 「言ったハズよ。Dr.劉。」 「私達は決して敗れはしない。」 劉。 「レディ。」 「お前は賢いが盲目な女だ。」 レディ。 「だからこうして生きて来れた。」 劉。 「その先が奈落の底と知りつつも突き進み。」 レディ。 「ヒラリと飛び越え、更に先へ。」 劉。 「此度の底は、底無し広大。」 レディ。 「知れているモノとでも…?」 「貴方の底が…?」 フゥー。 「ベタなアメリカンジョークを聞かされるよりも、ドン引きちゃうわ。Dr.劉。」 劉。 「フン…。」 劉は書き物を止め…。 レディを見据える。 思い浮かぶのは…。 10年前のあの言葉。 (『私だけの助手(モノ)』になるのだッッ!!!) その言葉が脳裏によぎるが…。 「もう。」 「『あの言葉』は問い掛けぬ。」 ー そしてDr.劉は、静かに語り始める。 「私はな、レディ。」 「私の研究さえ出来れば良い人間だ。」 「しかしな、レディ。」 「私はそれと同(おんな)じ位、やり遂げなければならぬと思っている事がある。」 ー それは。 ー『自分を超える事だ。』 「私は、あの男。」 「ジ・ハンドレッドに、己の『写し鏡』を見た。」 「ヤツもまた、信じるモノは『己一人』。」 ー 故に強い。 ー 故に『敗れない。』 「だがな、レディよ。」 「『この世に、Dr.劉は二人も要らぬのだ。』」 「『だから悪魔の頭脳は…。 その悪魔の肉体を憎み。 そして、討 ち 滅 ぼ す 事 を 望むのだよ……!!』」 劉、立ち上がる。 「さらばだ。レディ。」 「お前達に訪れる、最期の日。」 「その時は、せめて。」 「お前の頭脳だけは綺麗に取って置いてやろう。」 ー 劉は部屋を出ていく。 ー レディ。 「………。」 「変わらない人。」 「けれども。」 「だから、私は…。」 「貴方に『尊敬の念』を、抱いて止まないのよ…。」 そしてレディは、目にする。 Dr.劉が書き記したモノを。 それは今、レディが進めていた開発資料。 わずかな時間であったのに対し。 助手が1日でこなせる速度のゆうに3倍は…! レディ。 「本当に残念よ…。」 「劉…。」 ・ ・ ・ ・ ・ この時、レディ・ミィラが開発をしていたモノ。 それは後に、コマンタレヴ・ラプソディの時に使用する『陶酔麻薬 ジャンク・ジャンク・ジャンキー(トリプルJ)』の原型。 そして、Dr.劉の書き記したモノは、その完成へと大きく近づく一歩へとなるのだ。 〇その夜 BAR マスターは思った。 ガタいの良い二人だ。 一人は全身包帯。 もう一人は後頭部にバツの字の剃り込みを入れている。 後頭部にバツの字の剃り込みを入れている男。 ハンドレッドはこう言う。 「ワシは飲まぬ。」 「ワシは食さぬ。」 「だが、要件は聞こう。」 全身包帯だらけの男。 デビル・クラーケン…。 「………。」 「………。」 「……………。」 デビル・クラーケンは無言だ。 ハンドレッド。 「お前は、話す事が出来ぬのか?」 デビル・クラーケンは…。 「(コクリ)」 と頷(うなず)く。 ハンドレッド。 「ならば、書き記すが良い。」 デビル・クラーケンは。 「(コク)」 と再び頷(うなず)く。 以下のクラーケンのセリフは、筆記したモノである。 クラーケン。 「お前の師は『巴 二十八(ともえ にじゅうはち)』だ。」 ハンドレッド。 「その通りだ。」 クラーケン。 「ワイアード・ヂェロニモを放り投げたジャイアントスイング……。」 「自転をする際の重心移動が、『地獄の大雪山』と酷似していた。」 「あの技を使用出来る者は、この世でただ二人。」 「一人は、『巴 二十八』。」 「そして、もう一人…。」 「その男の名は『 車 慶兵衛(くるま けいべえ) 』 。」 「俺の…。」 「父親だ…。」 ・ ・ ・ ・ ・ デビル・クラーケンの筆記によるとこうだ。 父、車 慶兵衛は、巴 二十八と竹馬の友。 共に柔道に勤(いそ)しんでいたが、ふとしたことから、野球部に誘われた父は、その才を遺憾(いかん)無く発揮し、そしてのめり込んでいった。 巴 二十八と共に編み出した必殺投技『地獄の大雪山』。 車 慶兵衛は、それを必殺打法へと昇華をさせた『大渦潮打法(だい うずしお だほう)』にて、打つや飛ばすやの大活躍。 甲子園。プロ野球。そして、メジャーリーガー。 どんな球児も一度は夢見る、素晴らしい球歴。 車 慶兵衛は絶頂であった。 車 慶兵衛は最盛であった。 だが。 人は何時までも絶頂期が続く訳ではない。 穴がある。 ポッカリと深く。這い上がる事すらままならぬ暗闇の洞窟。 人は、その最盛が、華やかであれば華やかである程、深く暗い洞窟へと迷い込む。 車 慶兵衛もそうであった。 深く。暗く。這い上がる事の出来ぬ、人生の失態。 そして、車 慶兵衛の迷い込んでしまった。 その洞窟の名は。 “ 野 球 賭 博 。 ” “ 八 百 長 行 為 に よ る 永 久 追 放 。 ” 父は後悔した。 父は嘆き悲しんだ。 だが。それは犯してはならぬ、過ちであった。 もう……。 取り返しは付かない。 だが。 父は言っていたよ。 「俺はやっていない!俺はやっちゃあいないんだ!!」 ってな。 八百長は決定的なんだ。 証拠だってある。 音声も映像も残っているんだ。 だが父は口癖のように『俺はやっていない!俺はやっちゃあいないんだ!!』と言い続けた。 軽蔑(けいべつ)するだろう? 俺だってそうだ。 潔(いさぎよ)くないし…。 そう言う父を見る度に、俺は情けない気持ちになって、仕方が無かったよ…。 何というダメな大人だ。 過(あやま)ちを認めてこそ、新たなる人生を歩めるモンじゃないのか? だがな。 俺は…。 その考えが『如何に青臭い考え』かって思い知らされたよ。 父はな。 親父はな。 誰もがそう思うように。 誰もがそう望むように…。 『 息子の前では、 清廉潔白(せいれんけっぱく)な親父 で、ありたかったんだよ……。 』 だって、そうだろう? 誰だって。 誰だって…。 『 カッコを付けていたい。 』 『 愛する誰か 』と言うのが、居るモノだろう? 俺は…。 そんな親父の気持ちを…。 『親父が死んだ時、初めて気付いたんだ…。』 交通事故に遭って死んだのさ。 ダメ元で運ばれる救急車の中での話だ。 搬送(はんそう)される父は、こう言った。 『やってないって言ったトコロで、事実は変わらない事は解ってる…。』 『だがな…。俺はカッコ付けていたかったんだよ…。』 『愛する息子…。』 『愛するお前の前でな…。』 『あ~~あ…。』 『ダセェなぁ…。ダサくてダサく仕方が無ぇよ。』 『三枚目でも…。』 『カッコを付けて、生きていければって思ってたのによぅ…。』 『これじゃあ、とんだ…。』 『ヘタレ役だぜぇ……。』 それが父の最後の言葉となった。 俺は何が何だか解らなくなって。 そして、火が付いたように涙が溢れ出た。 痛い程の悲しみを覚えたからだ。 痛い程…。 『 親父の気持ちが、理解出来てしまったからだ。 』 ・ ・ ・ ・ ・ ハンドレッド。 「これから死合う相手に、お涙頂戴の同情話。」 「あまり褒められたモノではない。特に、この世界ではな。」 「感慨深いお人好し程、『死んでいく事』になる。」 クラーケン。 「じゃあ……。」 「こうして俺の聞いてくれるアンタを、俺はどう評せば良いんだ?」 ハンドレッド。 「お前を創り上げた者への『敬意』だ。」 クラーケン。 「敬意?」 ハンドレッド。 「そうだ。」 「尊敬の念だ。」 「ヤツがワシ等の前に立ちはだかるのなら…。」 「ワシ等は。」 「『全力を持って、ヤツを打ち倒さねばならぬ。』」 「そう言う関係だ。」 クラーケン。 「ならば…。」 「俺がDr.劉(ヤツ)と出会う事となった。『この話を続けよう。』」 ハンドレッド。 「話を聞こう。」 ・ ・ ・ ・ ・ 俺は父の死を受け入れられずにいた。 悔しかった。悲しかった。 父がどれほどの苦しみの中、生きてきたかと思うとやるせなかった。 悔しくて。 悲しくて。 やるせない日々が続く中。 俺は…。 この。 『 泥ったるく、胸焼け、腸切れるような日々に、 幕 を下ろすべく ……。 』 誰もが出来て。 誰もが恐れる。 狂気の行動へと走らせたのだ。 そう…。 その行動こそが…ッ! 「 『 世 界 を 、 敵 に 回 す 事 で あ る ッ ッ ! ! 』 」 クラーケンは猛る! 「 『 フシャシャァァァ ア ア ア ア ア ア ア アアアア ア アア アアゥウウ ウ ー ー ッ ッ ! ! ! 』 」 その声にBARのマスターがビビる! 「~~~~ッッ!!?」 そんなBARのマスターを気にせずハンドレッド。 「ほぉ…ぅ。」 ー 話は続けられる。 親父がやった事が、事実で! 親父がやった事が、誰からも忌み嫌われる事であろうとも!! 「 『 俺 は、 親 父 を、 誇 っ て 止 ま な い か ら だ ッ ッ ! ! 』 」 誰が、何と言おうとッ! 世界が、どう善悪を判断しようとッッ!! 「 『 俺 は、 誰 か が、 親 父 を 悪 く 言 う 事 に ッ ! 我 慢 だ な ん て 、 出 来 な い か ら だ ッ ッ ! ! 』 」 だからッ! 俺は、『世界を、敵へと回すッ!』 そ れ が … … ッ ! 偽 り の 中 、 俺 を 愛 し 続 け て 親 父 を 『 子 が 、 誇 る 事 だ か ら だ ! ! 』 「 『 俺 が 親 父 を …… ッ ! 愛 す る 事 だ か ら だ ぁ ぁ ぁぁああああああ あ あ あ あ あ ーーー ー ー ッ ッ ! ! 』 」 ・ ・ ・ ・ ・ ハンドレッド。 「その後。」 「貴様は、ブラッククロスへと入り。」 クラーケン。 「Dr.劉に見込まれ、改造手術を受け。」 ハンドレッド。 「そうして…。」 「『その体』を得た…。」 「…か。」 クラーケン。 「ああ。」 ハンドレッド。 「………。」 クラーケン。 「………。」 「なぁ…。」 「ハンドレッド。」 ハンドレッド。 「なんだ?」 クラーケン。 「俺は……。」 「アンタに、奇妙な因縁を感じている。」 ハンドレッド。 「因縁…?」 クラーケン。 「10年前。」 「アンタが、Dr.劉が創り上げたメタリックサンキストを倒さなければ、俺はこの体を得る事は無かったし。」 「親父が…。巴と竹馬の友でなければ、俺はアンタを近感を覚える事は無かったろう。」 ハンドレッド。 「かもな。」 クラーケン。 「そんなアンタだからこそ…。」 「アンタは。」 「『この世に、存在しちゃあいけないよ』。」 ハンドレッド。 「…?」 クラーケン。 「俺は『世界を憎んでいる。』」 「坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎いと言うが、神父もシャーマンも憎いつってるような憎さだ。」 「だから『友達になりたい』って思う人間が、いちゃあいけないよ。」 「『こんな世界でも好きになれる』。」 「そんな気持ちが、『 チッポケでも、あっちゃあいけないんだよ。 』 」 ハンドレッド。 「………。」 クラーケン。 「『信じるモノは、己一人なんでね。』」 「俺は。」 「アンタを『最期の日』を与えて…。」 「そして、アンタを『 葬 り 去 る … … 。 』 」 「そうして、俺は…。」 「『“改造人間”デビル・クラーケン』として…。」 「『この世界の 破 壊 を し て い く 。 』 」 ハンドレッド。 「………。」 「そうか。」 クラーケン。 「言いたい事はそれだけだ。」 「長話になっちまったな。」 ハンドレッド。 「………。」 クラーケン。 「一つ…。」 「答えてくれないか?」 ハンドレッド。 「………。」 「何だ。」 クラーケン。 「アンタ達は、Dr.劉に『尊敬の念』を抱き。」 「ヤツがアンタ達の前に、立ちはだかるのなら…。」 「アンタ達は。」 「『全力を持って、ヤツを打ち倒さねばならない。』」 「そう言ったな。」 ハンドレッド。 「ああ。」 クラーケン 「アンタは…。」 「一体。」 「『誰と一緒に戦っているンだい?』」 「教えてほしい。」 ハンドレッド。 「………。」 「妻だよ。」 クラーケン。 「………。」 「子は?」 ハンドレッド。 「おらぬ。」 「お互い……。」 「『そう言う体でな。』」 クラーケン。 「………。」 「そうか…。」 ハンドレッド。 「………。」 「ワシは……。」 「ワシ等は……。」 「『今、一体、自分達に何が出来るのか?』と。」 「選び。」 「淘汰(とうた)し。」 「それを実行(おこ)ない……。」 「『 こうして生きてきた。 』」 「その道すがら……。」 「悪路を歩み。」 「踏み入れてはならぬ場所にも、こうして足を踏み入れた。」 「『だが、後悔は無い。』」 「『自分一人しか、信じて生きていけぬ二人が。』」 「『こうして、二人して生きていく事に……。』」 「 『 そ の 意 味 が あ り 。 』 」 「 『 そ の 価 値 が あ る か ら だ 。 』 」 クラーケン。 「………。」 「熱烈なんだな。」 ハンドレッド。 「耳に障るぞ…?奴の嫌味トークはな。」 クラーケン。 「そう言うセリフがサラっと出る辺りが、熱烈なんだよ。」 ハンドレッド。 「絡むのだな。」 クラーケン。 「僻(ひが)みさ。」 そして、デビル・クラーケンは。 すくりと立ち上がり。 百文字を見つめ。 ゆっくりと。 しどろ、もどろと、語り始める。 クラーケン。 「ジ……。」 「ハンド……レェェド……。」 「リ……。」 「ン………。」 「グ………。」 「リ…ン…グ、デ……。」 「リング…デ。会…オ……ウ。」 「ジィ……ィィイイッ!」 「 『 ハァァァンド…… … … レ ェ ェェェェ ェ ェ ッ ド ! ! 』 」 それは、強い言葉であった。 しどろでありながら。もどろでありながら。 ハッキリした強い意志が、言葉となりBAR内に響くっ。 ハンドレッド。 「無論…。」 「死合うまでだ。」 「改造人間……ッ!」 「『 デ ビ ル ・ ク ラ ー ケ ン よ ! ! 』」 ハンドレッドもまた答えた。 強い言葉で。強い意志でっ。 クラーケン。 「(コク…ッ!)」 デビル・クラーケンは頷(うなず)き。 そして。 デビル・クラーケンは……。 「 『 フゥゥゥシャァアァァァ! 』 」 猛り。 「 『 フシャァフシァフシャ ア ア ア ! ! ! 』 」 奇声を挙げ。 「 『 フゥゥゥフフフフ フ シ ャ フ シ ャ ヤ ァ シ ャ ァ ァアアアア ア ア ! ! ! 』 」 そして、おもむろに……。 ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 自 分 自 身 を、 殴 り 始 め た 。』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く 。』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く 。』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く ! 』) ボゴッ! ボゴッ! ボゴゥーッ!(『 強 く ッ ! ! 』) BARのマスターが、歯をカチカチ鳴らしながら、震えている! こんなガタいの良いミイラ男が、奇行に励んでいるのだ!! 『 恐怖を感じぬ、 訳 が 無 い ッ ッ ! ! 』 「 『 オォォォオ オ オ オ オ オ ーー ー ー ー ! ! ! 』 」(デビル・クラーケンは殴る!デビル・クラーケンは殴る!) 「 『 オ ボ ボ ボボボボボボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ゥゥ ゥ ウウ ウ ウ ーー ー ー ッ ッ ! ! ! 』 」(殴り続ける!殴り続けるゥー!) 歪んで!! ひしゃげ続けるその体駆は!! 奇妙なまでに……!! 『 不自然(アンナチュラル)な弾力性に満ちていて……ッッ!! 』 『 軟 体 軟 体 ィィィィ ィ イ イ イ イ イ イ イ イ イ イイ イイ イ イイイイイイ !!! 』 ヴァッァァァアアアアアーーーーーーンン!!(それがッ! 改造人間たる、デビル・クラーケンが 超 ボデ ィ ィ イ イ イ イ ー ッ ッ ! ! ) ハンドレッド。 「なるほど……ッ。」 「これが、Dr.劉が言っていた……ッ。」 「『その打たれ強さに 嗚呼、南無三だ と嘆き難儀する。』かッ!」 「良いだろうッ!デビル・クラーケンッッ!!」 「この死合ッ!」 「どちらに真に『耐撃たるか……ッッ!!』」 「 『 その身を持って、 思 い 知 ら せ て や る ッ ッ ! ! 』 」 ハンドレッドは、立ち上がりッ! 踵(きびす)を返して、こう言い放ったッ!! 「 『 リ ン グ で、 邂 逅(あ) お う ! “ 改 造 人 間 ”デ ビ ル ・ ク ラ ー ケ ン よ ッ ッ ! ! 』 」 ー そして、ハンドレッドはBARを後にした。 ー クラーケン。 「 『 オ ボ ボ ボボボボボボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ゥゥ ゥ ウウ ウ ウ ーー ー ー ッ ッ ! ! ! 』 」 奇行を続ける、クラーケンを余所(よそ)に…。 マスター。 「お・置いてきゃないれぇぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!?」 ー マスターもBARを後にした。 ー 〇深夜 アントン辰巳宅 『魔妖香酋長(まようがしゅうちょう) 』プカハンタは侵入していた。 日本地下プロレス協会会長『アントン辰巳』の豪邸にである。 プカハンタには熱望している事があった。 それは愛する『ジ・ハンドレッド』の為に生きる事…。 6年前。 プカハンタはヂェロニモの妹と結婚するハズだった息子を、 白いタキシードのキザ男に殺された。 息子は死ぬ前に、白いタキシードのキザ男に何をされたのかを話した。 許せなかった。 許せなくて許せなくて仕方が無かった。 だから、プカハンタはかつての旧知、『Dr.劉』を頼った。 劉は『改造人間の素体になるのなら?』との条件を出し。 プカハンタ達はそれに『YES』と答えた。 劉はヂェロニモに『人体改造』を施(ほどこ)す。 ヂェロニモは『鋼線(ワイアード)』と呼ばれる、強靭な肉体を手に入れた。 動物の細胞を組み合わせる事により、飛躍的(ひやくてき)に向上した“身体能力”で……。 ヂェロニモは『米国・地下プロレス協会』のリングにて、幾度と無くその手で『対戦相手を 殺 め た 』。 それが研究データを欲する『劉』の望んだ“成果(データ)”であり。 ワシ等もまた『白いタキシードのキザ男』を探し出すのに『金銭』を必要したからである。 ワシもまた『一族秘伝の薬学』を劉へと伝えた。 その事柄が一因となったのか……。 日々完成へと進む『劉クリーチャー(RC)』の研究に、劉は愉悦(ゆえつ)を覚えているようだった。 殺戮(さつりく)に次ぐ殺戮。そして仇を探し出す『復讐の日々』…。 遂に『待ちも望んだその日』が訪れる。 白いタキシードのキザ男は『日本地下プロレス』の『常連客』である事を知る。 プカハンタ達は『この地、最早、用は無し』と、日本へ向かった。 米国・地下プロレスにて連戦連勝を続けたヂェロニモは、すぐにもさま『地下プロレスの絶対王者』との対戦が決まった。 そして……。 その日が『 訪 れ た 』。 「レスラーへの賛歌 その8!」 「北斗の流星と呼ばれた、戦う国会議員へと!!」 「 ワ シ は 、 こ の 『 G I A N T S W I N G 』 を 捧 ぐる ゥゥウウウーーーー ッ ッ ! ! ! ! 」 グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! ! 「貴様の口内ごと顎を掴みッ!」 「ワシの剛力で持って、振りまわし続ければッッ!!!」 「その肺に溜め込んだ空気を、声帯を通して吐きだす事は出来まいッッ!!!!」 「 『 ちぇりぃぃいいいぁぁぁあああ あ あ あ あ ああああ ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」 グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! ! 剛力に任しッ! ヂェロニモをブン回し続けるは『地下プロレスが絶対王者ァー!!』 その名も『百文字 豪介ッ!』 『 “ ジ ・ ハ ン ド レ ッ ド ” で あ ぁ ぁぁ あ ああ あ る ゥ ー ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 それを見やるはリングサイド! 魔妖香酋長・プカハンタは、驚きも慄(おのの)いたッ!! ー 馬鹿なぁぁあああああああ!!! Dr.劉が創り出した超肉体! 更には、一族が英雄! かつてアメリカ大陸を『その足のみで横断をした男!!』 “音を奏でる男”サンド・アパッチオが伝承の、必殺奥義『 ア パ ッ チ の 雄 叫 び 』を 屋 内 で 受 け て 、 何 ぁ ぁ あ あ あ ああああ 故、 動 け る ぅ ぅ ぅ う う う う う う う う う う う う う う う ! ! ! ? ああ、ほんの一瞬! あと、ほんのもう一瞬あれば…! 『 断 固 相 殺 叫 技 ! ア パ ッ チ の 断 末 魔 ! ! 』 ヂェロニモが放たんとする『アパッチの断末魔』にて! 『白いタキシードのキザ男』もろとも、『 死 す 事 が 出 来 た 』の に … … ! ! ! ー 止めろぉぉおおおおおお!! ー 止めろ止めろ止めてくぅれぇぇえええええええええええええええええ!!!! グゥゥウウウウウン!!(最後の一回転ッ!) ウォォオオオオオオオオオオ!!!!(剛力終着、遠心力となりてッッ!!!) ゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!(観客席、目掛けてッ!!) ヂェロニモを、ブン投げッ! 放り飛ばしたぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!! 「 『 ウ ラ ラ ラ ァァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! ! 』 」(ヂェロニモは叫び声を挙げるッッ!!) ドッッ ッッ ッ パ ァ ァァ ァ ァ ァ ァア アアアアア ア ア ア ア ア ア アアア ア ア ア ア ン ン ンン ン ! ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 破裂音がした。 そして次の瞬間。 真赤な液体と……。 千切れて、爆(は)ぜた無数の肉片が飛び散って。 霧散をする……。 ネイティブ・アメリカン。 『ワイアード・ヂェロニモ』と呼ばれる男は…。 もう其処には『存在しなかった。』 そして、彼と。 魔妖香酋長とが、憎んで止まなかった…。 復讐と運命との決着を、望んだその男…。 『白いタキシードもキザ男』もまた…。 も う『 其 処 に は 』… … ! ! ー 王 者 が 下 し た 絶 対 の 審 判 は 、 ー 我 等 の 意 す ら も 汲 み 取 っ た『 粛 清 』。 静寂。 どよめきすらも起こらなかった…。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ この時……。 この老婆の胸に去来をしたモノは。 それは、実に『熱いモノ』であった。 同志・ヂェロニモを屠り去った、憎きは絶対王者(ジ・ハンドレッド)。 だのに彼奴に『敬意』を覚えてしまうのは『 何 故(なにゆえ)に ? 』 ー それは……。 『 取り戻してくれたからだ 』 。 こ の 老 婆 の … … っ 。 一 族 の『 尊 厳 』 を … … っ っ 。 ー そして……。 何よりも。 何よりも。 何よりも……。 『 ワ シ は 、 百文字(ハンドレッド)を、 愛 し て し ま っ た の じ ゃ よ … … っ 。 』 ー それは、実に『熱いモノ』であったっ。 女としての幸せなど、とうの昔に捨て去った、魔道を行く女、魔妖香酋長にして…っ。 彼を想うと『 熱いモノが込み上げてくるのだ…っ!! 』 ー 理解(わか)っている! 彼には妻(レディ・ミィラ)がおり、その間に、踏み込めない事など!! だが…! 彼等が月夜の下で、愛を語り合う『ロミオとジュリエット』ならば、 私はその足元で咲く『月見草』でも構わない…!!! ー 私は彼の…! 彼の側に居たいと思ったのだ!! ー 彼の体は恐らくは外法の手段に構築されている。 『表の世界』で生きる事が『許されぬ体』なのだろう。 な ら ば ! ー 守 っ て や る ! ー 守 っ て み せ る ! ! ー そ の 『 尊 厳 』を ! ー そ の 『 生 き る 場 所 』を ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ プカハンタは思考する。 『アントン辰巳』。 ヤツがハンドレッドに何をするかは解らない。 そう、辰巳はどんな卑怯で汚い手でも使う男…。 今ここで殺しておかねば必ずや“害”となるだろう。 幸いにも辰巳の豪邸はセキュリティが甘かった。 ならば。寝室に『毒香(どくこう)』を焚き、毒殺(どくごろ)ししてくれよう…!! (フヘラフヘラヒケェェ…!この部屋じゃな…!!) (どぅれ、ドアの鍵を開け…。) (ム?鍵はかけておらぬのか。不用心じゃな。) (だが、これであとは『毒香』を焚きさえすれば…!!) ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ プカハンタは驚愕(きょうがく)する…!! 「な…!何じゃと…!!」 「その姿…!!お主が『アントン辰巳』なのか?」 「アハッ♪アハハッ♪♪」 「深夜でドッキリ。老婆の夜這い…ってかぁ?」 「丁度良いぜ。ハンドレッドに少し灸(きゅう)を据えてやりたかったんだ。」 「プカハンタ。お前。贄(にえ)になりな…!!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 〇翌朝 ハンドレッド宅 朝である。静かな朝。そんな朝が一変する。 玄関先、そこに『置かれていた者』は…! レディ・ミィラ。 「ハンドレッドこれは…!!」 ハンドレッド。 「何と言う事をする…!!」 そ こ に は ! ー 両 手 足 が 千 切 ら れ 血 止 め を さ れ た 、 魔 妖 香 酋 長 ・ プ カ ハ ン タ の 姿 が 在 っ た 。 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る ・・・続く。
https://w.atwiki.jp/playkarakurisrc/pages/36.html
勝利条件 敵の全滅 敗北条件 オスカー様の撃墜 味方増援 2ターン目 ギャラン 如光 セイザン 如光 ゲオルグ 如光 毘沙門隊隊員 如光(NPC) 敵増援 (無し) 獲得パーツ レネ 重装羅甲 リペアキット 攻略ポイント 何も考えずに攻撃するだけで勝ててしまうシナリオです。 むしろヤられる方が難しいかもしれません。 気を付ける点があるとすれば 初期配置に2機、増援で1機の 味方NPCがいるので、彼等に経験値をやらないように 無駄なく敵を倒すくらいでしょうか。 あとはSPを使わずとも充分戦える為 SP未使用で戦い、 戦闘終了後のボーナス経験値にあてるのがいいでしょう。 攻略方法としては次の2話から本格的に開始とします。
https://w.atwiki.jp/playkarakurisrc/pages/42.html
味方出撃 オッペンハイム ニセ妖爪鬼 ヘラ 羅甲パワード アセト 羅甲パワード ロビー 羅甲パワード 敵一覧 トシカワ Lv16 6型(O.M.S.仕様) ボブ Lv15 6型(O.M.S.仕様) イワン Lv15 6型(O.M.S.仕様) クロッカン Lv15 6型(O.M.S.仕様) パグールス Lv14 6型(O.M.S.仕様) 連合エリート兵 Lv14 7型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 6型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 2型 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 修斗 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ラコタ 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 連合兵 Lv13 ポーキュパイン・At 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 味方の全滅 味方増援 3ターン目 カンシュタイン Lv15 アムステラ物資補給艦 タリアス Lv15 羅甲(縞栗鼠隊仕様) 縞栗鼠隊 Lv14 羅甲(縞栗鼠隊仕様) ルン(鋼の爪) Lv18 指揮官用羅甲(ルン機) 敵増援 3ターン目 O.M.S.兵リーダー Lv15 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv13 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv13 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv13 6型(O.M.S.仕様) 獲得パーツ トシカワ 6型(O.M.S.仕様) アポジモーター クロッカン 6型(O.M.S.仕様) リペアキット ボブ 6型(O.M.S.仕様) カートリッジ イワン 6型(O.M.S.仕様) チタンプレート パグールス 6型(O.M.S.仕様) カートリッジ O.M.S.兵リーダー 6型(O.M.S.仕様) リペアキット クリア後 サンシロウチップ 攻略ポイント インターミッションで下準備 まだまだ序盤なので機体改造やアイテムの自由が利かない。 ここはアセトの援護攻撃を有効利用するためにアセト搭乗の羅甲パワードを優先的に改造して行こう。 また、弾数に不安があるならアサルトライフルかビームバズーカをアセトに装備させてもいい。 基本戦術 『しっかり経験値を稼いでおこう』 このステージは3ターンEPになると強力な助っ人達がオッペンハイムたちを助けに来てくれるが、 彼らに任せてしまうと他のパイロット達を育てることが出来ず、しかも仲間にならず去ってしまう。 なので、彼らを削り役に使用しとどめをオッペンハイム達に渡してあげよう。 トシカワ達チーム餓狼は強敵で回避しようにも命中率が高いので回避や反撃を控えめにしてトシカワ達に攻撃をされた場合、無理せず防御を選択肢して少しでもダメージを減らそう。 また、カウンター持ちのパグールスや援護攻撃持ちのクロッカンが曲者で、無理して突っ込むと返り討ちに合う可能性が非常に高いので、HPに自信がない場合は敵陣に突っ込まず、援護防御を持つヘラやロビーを中心に置いて低木や林など地形効果を利用して一体ずつ敵を蹴散らして行こう。 カンシュタインの乗っているアムステラ物資補給艦には隣接してる味方を2回まで回復出来る「整備部隊」があるので遠慮しないで使って行こう。
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/525.html
この物語には以下の要素が含まれます。 うわあ・・・やってもうた 様々な方面に土下座しなきゃならない展開 物語中盤でこの有様だよ・・・ 以上が気になる人はマジごめんなさい本当にこんな展開で すみませんでした。(ガクブル) そうじゃない人はゆっくりしていってね! 【凶骨鬼最終話・友情の終わり伝承の始まり】 崩壊しつつある基地内、三機の騎士型が激戦を繰り広げていた。 パイロットの誰もが達人級の腕を持ち誰が勝ってもおかしくない状況となっていた。 かつて彼ら三人は家族であり親友だった。だが、ユリウスという男を巡って三人は争う事が運命づけられた。 オスカーはユリウスの野望についていき彼の為にあらゆる手を使う事を選んだ。 カテリーナはどんな手を使ってでもユリウスの野望を止める事を選んだ。 ギャスディンはオスカーもカテリーナも打ち倒しこの事態を利用してユリウスを操る事を選んだ。 長時間に及ぶ技の応酬、そして遂に三人の内一人が脱落しようとしていた。 「武ってのは多面性を持ったものなんだ。こん中じゃあ、剣ならオスカーちゃんが一番、 その他の殆どの武術なら君が一番、ベッドの上で相手を丸裸にして殺す術なら僕が一番だ」 「義母上、こんな時に何を」 「こんな時だからこそだよ、いいかい、ウチの流派ってのは宇宙の全部の武を継承させなきゃならないんだ。 そして勿論の事だが、武を伝えるってのは書物や映像に残すだけよりも人体に染み込ませて残した方がずっといい。 ギャスちゃん、君はか弱い少女の格好をして大男に抱かれる様な武術を自分の身で再現できるかい?」 ギャスディンの脳内に過去の修行が思い返される。女性の衣装を着て敵に近づき倒す拳を修行していた時の事だ。 妹と二人でフリル付きのドレスを着てパンチラしながら語尾に「だわだわ」とつけながら踊ってみた。 それを見ていたカテリーナとトワイスが吐いた。 「私には向いてないのは否定できんな。そういうのはトワイスにやらせればいい。 あの出来そこないもそれぐらいは出来るだろう」 「そこなんだ問題は。ギャスちゃんが生き残れば君とトワイスちゃんとで大体の武術は次世代に継承できる。 問題は君がここで死んだ時だ。つまり、オスカーちゃんが勝利しちゃった場合はギャスちゃんが受け継ぐ分まで トワイスちゃんが負担しなきゃならない。オスカーちゃん、トワイスちゃんとケブレ家の事を頼んでいいかい?」 「貴女の最後の頼みならば拒否できるはずもありません。トワイス君の事はお任せ下さい」 「うん、これでちょっと安心して死ねるかな。ユリウス様が宇宙を制してもケブレ家と流派は残るからね。 オスカーちゃん、トワイスちゃんは今でこそあんなだけど、ご飯をいっぱい食べさせて運動もいっぱいさせれば すぐに立派に成長するから。あの子もダーリンやギャスちゃんと同じ戦闘民族だからさ」 その言葉を最後にカテリーナは力尽き、蛇頭(じゃず)は全機能を停止する。 残るは二人。ユリウスに対し、自分に都合よく捻じ曲げた事実を報告する事が出来るのはただ一人。 「・・・気に入らんな。これではまるで私が負けるみたいではないか」 「カテリーナ様には見えていたのでしょうね、私の勝つ未来が」 「言うではないか。義母上はこうも言っていたぞ、剣技以外は私が上だとな。 義母上が居なくなり、お前に集中出来るようになった今、剣の間合いには絶対に入らん」 「いえ、貴方にはどうあがいても剣の勝負で決着をつけてもらいますよ」 「ほう、秘策でもあるのか?それは楽しみだ。帰ったら武芸書にその秘策も記録しておいてやろう」 怪 傑 ミ ル ッ ト の 挑 戦 第 四 話 『火 事 場 の ヤ オ 力(かじばのやおぢから)』 これはスーパーエージェントであるドリスが修斗大会にこっそり混ざった アムステラ軍人を見つけ出し成敗する物語であーる! ◇◇◇ 【激戦(ヤオ)!熱戦(ヤオ)!超弩級決戦(完全にヤオ)!】 1ターン目 稲荷:ローキック(筋力B) ミルット:手四つ (さてと・・・乗ってくれるかしら) ミルットXの両腕が肩の少し上まで上昇し、パーの形で停止する。 それを見た稲荷仮面はローキックの構えを解き、同じ様に手四つの構えに移行した。 「さあ、まずはガチの力比べからの始まりだ!」 「やっぱり修斗ファイトといえばこれですよね!」 遠藤とフェミリアが全力でフォローする。ミルットXのクラス特性からいえば初手に手四つに 自分から持ち込むのは悪手でしかない。一戦経過で多少弱体化したとはいえ、 演歌花道とミルットXではパワーの差は歴然。組み合った瞬間に潰れないのはそれがヤオだからである。 「たあっ!」 ミルットXは演歌花道と手を組んだ状態を維持しつつ跳躍! 相手の真上で倒立のポーズを取り、そのまま着地しバックを取る。 「手四つからチョークスリーパーに移行した~~」 「ミルットXの特性故の軽業が見事に決まりましたね」 遠藤達も大変である。目の肥えた二人には分かっている、あんなバックの取り方が成功するのは 対戦相手の協力があってこそだという事をだ。 そして遠藤は少しだけ安心する。理由は知らないが稲荷仮面がミルットとヤオをして盛り上げてくれている。 大会前には考えられなかった事だ。 稲荷仮面はなぜミルットと息の合ったヤオが出来たのか? それは打ち合わせがあったからだ。打ち合わせはいつ行われたのか?今ここで、手四つの時にである! ◇◇◇ 【ドリスで学ぶカラクリ世界のプロレス】 「それじゃあ今回は手四つの勉強だ。お前、手四つが何か分かってるか?」 「そんぐらい分かってるわよ」 ドリスは両手をサッと上げて構えてみせる。 「こうやってお互いが手を組み合ってそのまま力比べしたり、バックの取り合いに移行したりする 序盤や中盤の試合運びで良く見られる光景でしょ?」 「分かってねーな、それでもスパイか?」 「何よ、間違った事は言ってないわよ。ググってもこれで大体合ってるし」 「ググるとかゆーな。もういい、俺とスガタで実際にやってやるから見てろ」 ブライアンが右手をゆっくりと頭の高さまで上げ、右手が頂点に達した後に左手を胸辺りに構える。 スガタがそれに合わせて両手を同じ高さに合わせリング中央でガッチリと組み合う。 体格で上回るブライアンが押し込もうとするが、スガタが倒れ込む勢いを利用して後ろに投げる。 「そぃ!」 「うおっ!」 ロープまで飛んでいったブライアンは勢い余ってリング外に落ちそうになる。 そこにスガタの水平蹴り。 「だおっ!」 「ノォォ!」 ブライアンはリング外に落下。戦況不利と見たのかそのまま場外を逃げ出す。 「うわ~んこわいよ~家に帰ってヨメとチュッチュしたいや~」 「あははー待て~」 スガタもリング外に降りて追いかけるが、ブライアンの逃げ足は速く、訓練室のドアの向こうまで 走り去ってしまった。スガタは仕方なくリングに戻りドリスに向かって叫ぶ。 「レフェリー、カウント!」 「え、アッハイ」 自分がレフェリー役と気づいたドリスはゆっくり目にリングアウトカウントを始める。 カウント15でブライアンが部屋に戻って来て、19でギリギリリングイン。 戻って来ると同時にスガタにジャーマンを決め戦況を五分に戻すと勝負を中断してドリスの方を見る。 「以上、これが手四つだ!」 「いや、手四つなんてオマケ程度で9割がヤオバトルだったんだけど。 一体いつあんな寸劇を打ちあわせしたのよ・・・あ」 「よーやく気づいたみてえだな。言ってみろ」 「手四つって要はリングで使う手話って事?」 「正解ですよー」 スガタは指を一本だけ出し、ドリスに向ける。 「これは真剣勝負しようぜっていうシュートサインです、でも指の向きを変えると真剣っぽく戦おうぜって言う エセシュートサインになります。で、指二本でやればまた別の意味に、さーて両手を使ったならいくつの言葉が 生み出せるでしょうか?」 「本物の手話には流石にかなわねえが、両手の高さ、構えの順序、手の開き方でプロレスに必要な事は 一通り伝えられる。相手も両手を使って返事出来るしな」 「なるほど」 「よし、理屈も分かった所でこれから一時間みっちり手四つの勉強だ!本番で対戦相手が 協力してくれそうな奴だったら使ってみろ」 「その前にいい?ブライアン大尉がさっきやった手四つはどんな意味だったの?」 「ああ、あれは『クソ漏れそうだから場外へ投げて』っていうサインだ!」 ブライアンの両手は僅かに濡れていた。 「聞かなきゃよかった」 ◇◇◇ 【稲荷仮面の正体】 「このままちょっとお話しいいかしら?」 後ろに回り込んでチョークの姿勢を維持したままミルットは稲荷仮面に話しかける。 この体勢なら勝負が続いていると観客に思い込ませたまま一分ぐらいは二人だけで会話できる。 ミルットの出したサインは『耳打ちしたい』という比較的よく使うサインで、 現在の地球で異種格闘を経験する者ならまず解読できる。 つまり、このサインを即座に理解した稲荷仮面は素人でもなければ宇宙人でもない。 ブラッククロスあたりから情報を得て修斗練習を積んだアムステラ人というレアケースも考えられるが、 そんな人物が正体だとしたらもっと自然に振る舞うはずだ。 つまりは味方、いやそれでけではない、ミルットは彼の名も知っている。 「狐面を被ってここに来たのは、本物を挑発する為かしら?スア隊の隊長さん?」 「なるほど、やはり君も『こっち側』か。ああ、その通りだ。 これを見た本物の狐面はどう思っているだろうな。しかし、よく私を特定できたものだ。 流石は米軍の美人スパイだな」 「そりゃあ、観客席の最前列でガタイのいいタイ人が食い入るように見守ってるし、 中国の武術家と対戦した事のある達人クラスのキックと肘の使い手ってなると一人しかいないじゃない」 それに加えて、アメリカでのプロレス訓練中に何度かスガタの口からユールとの対戦話を聞いていた事も ミルットが早めに正体に気付けた理由だが、それは黙っておいた。 (ステータスが更新されました) キャラクター名:ユール・パンチャーメー(稲荷仮面) 機体名:演歌花道(えんかのはなみち) 属性:中立・中庸 クラス:にしむらくん 筋力:B 敏捷:A 体力:B 技術:A 判断力:C 精神力:A 『クラス特性』 にしむらくん:最大の英雄。パンチ力と耐久力が激増しチャージパンチを放つ事も可能だが試合毎に弱体化していく。 『スキル』 ムエタイ:彼の持つ格闘技術。スア隊修斗に専用チップを搭載した状態で初めて真の力を発揮する。 多大な時間をかけた鍛錬から導き出されるその動きは速くそして読みづらい。すっごいジャンプとかするし! 対人戦時に相手の判断力をワンランクダウンさせるが、修斗に乗っている時はその多くが使用不可。 『プロフィール』 プロ・アマ混在の一般予選枠からの出場者。勝ち抜け候補と思われていた五木の存在を利用し 目立たないままあっさりと予選を突破する。どこのジムに所属しているのか、後ろ盾は誰なのか、 誰もそれを知らない。ただ分かっているのは顔のマスクが日本のお稲荷さんがモデルだという点のみ。 大会でどんな修斗に乗りたいか聞いても答えなかったので、五木の機体を奪って参戦したという設定になった。 そしてクラス特性を見てもらえばわかると思うが、大会運営は本気で彼の優勝を阻止しに来ている。 その正体はタイ王国陸軍少佐にしてムエタイ界の英雄ユール・パンチャーメー。 ドリスと同じく任務でこの大会に参加しているが、目的は多少違うようだ。 「ひゅーほほほ、今大会一番の不安要素が味方だと確認出来て安心したわ」 「君の見た目も怪しさでは負けてないよ。で、アメリカの美人スパイさんはこれからどうするのかね?」 「そうね、とりあえずこのままゴング鳴るまで情報交換でも」 ◇◇◇ 【稲荷仮面誕生秘話】 「失礼します」 「うむ、座りたまえパン・トリー(タイ軍での少佐の事)」 その日ユールはタイ王国情報部に呼ばれていた。 自他共に認める頭の固い戦闘特化型の軍人である自分が何故、情報部からの仕事が来たのか。 甚だ疑問だがまずは内容を聞く事に専念する。 「先日、我々は狐面のアムステラ人なる者の情報を入手した。日本と中国の高名な武術家に 挑戦し、手合せした後に逃走している。その二件からしばらくして、今度はアフリカでレゼルヴェ軍人と 『ゼリー玉』との交戦が記録された」 アムステラの陸戦機水鋼獣、タイ王国情報部では見た目と特性からこれを『ゼリー玉』と呼んでいた。 「『ゼリー玉』の出現と前後してギガント28号が空戦型と接触、我々はこの敵の行動は ギガントのパイロットの情報を得る為の動きだと推測、そして先の二件の狐男が関わっていると考えた」 「なるほど、私が呼ばれた理由が分かってきました。狐面の男は名だたる格闘家を狙って動いている」 「そう、もしかしたら次はパン・トリー、君がターゲットかもしれないし、これで打ち止めかもしれない。 どちらにせよ、こんなふざけた奴に主導権握られたままではいられんのだよ」 情報部局長は机の引き出しから狐の面を取り出してユールに渡す。 「目撃情報を元に作った狐面だ」 「貴方達情報部はこれを被った奴を追い詰める、そして私が今迄のファイター達の分も込めて徹底的に痛めた後 捕獲して情報を吐かせる、そういう事ですね」 「いや、恥ずかしながら狐面の男は我々の力だけでは見つけられないし、見つけたところで捕まえる事も難しい。 だからこれからパン・トリーにはこの面を被り、稲荷仮面として修斗大会に出場してもらう!」 「・・・は?」 「この面を被り、稲荷仮面として修斗大会に出場してもらう!」 「なんと、我が国の情報部はここまで無能だったか」 要するに、ユールが狐面の男と同じ格好で挑発し、相手の出方を待つという作戦だ。 狐面の男の情報収集力なら自分と同じ仮装をしたユールの事には間違いなく気付く。 とはいえ、気付いた所で狐面の男がタイ王国の予想通りに動いてくれる確率は非常に低く、 やらないよりはマシ程度の作戦でしかない。狐面の男がこういった挑発に乗りやすい性格なら別だが。 「頼む、この作戦を実行できるのはパン・トリーしかおらんのだ。それにこの作戦は修斗ファイトと アムステラとの癒着を調査する事も兼ねておるのだよ」 「むしろそっちの方が作戦の本命になりそうな気がするのですが・・・、まあいいでしょう。 私は軍人であり、ナックモエだ。カラテ・カンフー・プロレスをつまみ食いして逃げ回る様な男が どんな奴か気にならなくもない」 こうしてタイ王国情報部の工作支援の元、正体不明の戦士稲荷仮面は誕生したのだった。 そして色々あって現在。稲荷仮面は演歌花道に乗り、後ろから恋人の様に羽交い絞めにされた状態で ミルットと会話。彼女が自分とほぼ同じ目的で来た米国軍人だと知ると、彼女を信用しチョークから脱出する のに手こずっているフリをしながら情報交換した。 「・・・という事情でな」 「ひゅーほほほ、呆れた話ね。タイとアメリカの情報機関がお互いの介入を知らないまま別方向から同時に捜査、 状況に最初に気付いたのは道化を演じる私達。いつから私達は映画の世界に迷い込んだのかしらね」 「ふっ、確かにこの状況は映画の様だ。ならばラストシーンはどうなるのが好みだね?」 「そうね、これが映画なら大会参加者の中に本物のアムステラ人がいて、それを私達がぶっとばす!」 「それはいい、私も是非とも本物の狐面と戦いたいと思っていたところだ」 二人の希望は間もなく叶う。もっとも、今回の敵は狐面の男ではないのだが。 ◇◇◇ 【タリーナの悪い予感】 「ミルットさん凄い、あの稲荷仮面相手にチョークで攻め続けている。 でもダメージは入って無いなあ。稲荷仮面はいつでも脱出できそうだけど様子を見ているのかな」 ハンドサインの意味を理解出来ないタリーナはモニターから見える状況から推測するしかない。 仮にタリーナが手四つを利用したサインを知っていても、このモニターのサイズでは気づけなかっただろうが。 戦える精神状態じゃないと判断されたタリーナは意図的に迷宮に取り残されていた。 「はむはむ・・・このケーキ美味しい。今日ここに来てよかったと思える事がまた一つ出来た」 ソファーに座ってチョコレートケーキを食べながら試合を観察していると少しづつ気力が戻って来る。 迷宮内は意外と至れり尽くせりだった。二回連続で勝負に出なかったら失格というルールが無ければ このままここにずっと居たいと考える程度には快適だった。 「えーと、ミルットさんのチョークがポイントになってないのはチョークが緩いから。 でも稲荷仮面は脱出しない。稲荷仮面はキャベスさんとの勝負まで力を温存しているのか、それとも・・・、 そうだ、稲荷仮面は実はアメリカ軍人でミルットさんと組んでいるんだ!! だから二人はあんな上手にヤオが成立しているんだ!」 惜しい。 「うんうん、稲荷仮面の正体が密命を受けた軍人なら格闘団体に正体を明かさないまま強引に 参戦ぐらい出来るから、ってそもそも何で軍人がこんなヤオ大会に出てわざわざそんな事を!?」 タリーナは名探偵ではない。この作品の推理役は怪傑ミルットなのである。 情報も圧倒的に足りない現状、タリーナは稲荷仮面の正体には決して辿り着けない。 「はあ・・・考えても悪いイメージしか湧かないし、もう稲荷の謎は一旦置いておこう。 カナディ先生に受けた恩を返す事を考えないと。せめて一人撃破、次にゲッパーさんと当たる事ができれば そこそこ活躍しつつ退場できそう。その為にも研究&研究、チャンネルちぇんじ!」 モニターを切り替えゲッパー対ジェーンの試合が映し出す。 「ゲッパーぁ(笑い声)、祝・プールリング到着!俺様の華麗な水中殺法で落ちな!」 「させてたまるもんですか、これぞ必殺、『とある乙女の閃光魔術(シャイニングウィザート)』!」 プールリングの上では、でっかいビート板にまたがって、『やまだの術』でビート板ごと自分を浮上させながら 右へ左へと飛び回るゲッパーとそれを飛び膝蹴りで迎撃するジェーンの戦いが繰り広げられていた。 子供達大喜び、タリーナ大ガッカリ。 「こんなヤオ勝負何の参考にもならないじゃないですか、やだー!」 ジェーンのライフが0にならない様にゲッパーが気遣ってるのバレバレだった。 ジェーンはスターだから保護されている、自分がゲッパーと戦う時はガチに近い勝負を選んでくるだろう。 「ああ~、これはもう最後の勝負もヒントになるかもとか期待しちゃだめかも。チャンネルちぇんじ~」 三つ目のリング、ここにいるのは当然キャベスとマルー。 「ん?ここはちょっと期待してもいいのかな」 稲荷とミルットはバレない様にヤオ試合をしていた。 ジェーンとゲッパーは子供騙しのバレバレのヤオをしていた。 だが、キャベスとマルーの間には少なくともモニター越しにはヤオの雰囲気は感じ取れない。 マルーの機体が木刀を構える。 「あ、あれ?あの構え一体」 モニターに映された魔修は『ぼうじゅつスペシャル』とは違う構えを取っていた。 木刀を水平にし、草を刈る様に相手の武器か手首を切り落とす事を主眼に置いた構え。 タリーナに悪寒が走った。それは例えるなら、生まれてはならないモノが地の底から這い出てくるのを 目撃した時の様な嫌な感情。誰かがマルーを止めないと取り返しのつかない事になる、そんな予感がした。 ◇◇◇ 【キャベスも考える】 1ターン目 キャベス:様子見(敏捷やべえ) マルー:古流騎士剣・草薙(敏捷C、技術D) 「行くぞ」 マルーは魔修に装備した木刀を横に構えさせる。刃が無く重いこの木刀は斬撃に適さない。 そんな事知るかとばかりに横に薙ぎ払う。 「おっと」 爺3マイルドは最少の動きでこれを回避。 「かかって来い、練習にならない」 「うっさい、今ちょっと考え事しとるんじゃ」 マルーが次々と中段の斬撃を繰り返す。それを最小限の動きで避けるが反撃もせず、 腕を組んだまま考え中のキャベス。 「こ、これは・・・達人キャベスの刹那の見切りだ!」 「プールリングでの派手な戦いもいいけどこういうのもファイトの醍醐味ですよね!」 遠藤さんフェミリアさんマジ必死。稲荷以外ならサボれと命じた覚えはない。 ちゃんと戦いになって欲しいと願いつつ全力フォロー。 2ターン目 キャベス:まだ考え中(敏捷やべえ) マルー:古流騎士剣・根堀(敏捷B、技術D) 「こう、だったはず」 マルーは魔修の構えを下段に修正し、連続で斬りあげる。 「おっと、ちっとはやるの~」 だが、これもキャベスには届かない。軽く跳躍すると木刀の先端に飛び乗ってみせる。 オオオオオオオオオォォォォォ!!!!!!!!!! 神業を目にした観客から歓声が漏れる。 「すっげぇぇぇぇぇ、すげぇぇぇぇ、いくら爺3マイルドのスペックが高めでもこんなん物理的に無理だっての!」 「遠藤さん!ちゃんと実況して下さい!でもすっごい、なにこれぇー!」 今度は逆に盛り上げすぎである。この大会の主人公はキャベスではないのに、 こんなにハードルを上げられたら後々皆が困る。 でもそんな事情は全く気にせずキャベスは考え続けていた。自分の感じている違和感の正体について。 木刀の先端からぴょいと飛び降りて考え続ける。 「んんー、ワシは稲荷仮面を倒すのが目的でここに来た。稲荷ってのが一番強いって話を聞いたからじゃ。 でもなあ、稲荷より強い奴がこの場におって、そいつが大会の望む通りに動かんかった場合はどうすればええ?」 「さっきから何をしている、何を言っている」 「身分を偽ってこの場に来たのがおる。そいつは本当は稲荷以上に滅法強くてワシでないと止めれん。 そいつはまだ今ん所大人しくしとる。ならば今の内にぶっ倒すべきか、本性を現したのを見届けてから 動くべきか。ぶっちゃけ、どうせやるなら本気の方がええのう」 ブツブツ呟きながら距離を詰める。マルーは中段と下段の薙ぎ払いを繰り返すがその全ての斬撃をかいくぐり密着する。 3ターン目 キャベス:質問タイム・・・からのチョイヤぁ!(敏捷やべえ、技術えげつねえ) マルー:古流騎士剣・葉落(敏捷B、技術B) 「だから、さっきからマトモにたたかわず、何を」 上段の構えから連撃、太刀筋はさらに鋭さを増していく。 「てめーにも関係ある話じゃよ。おい小僧、そのヘルメットの下でなーに考えて戦ってやがる? 人に戦い方について文句言ってるが、てめーも随分おかしいって話じゃよ」 キャベスはさらに踏み込み、斬撃の隙間から抜き手を命中させる。 魔修の胸部が赤く点滅しライフブレイクの音が鳴った。 「・・・くっ」 「てめー、さっきから何かを確認する様な動きしやがって。ワシの聞いたマルーってガキと目の前のてめーは どうも一致しねえんだよ」 「それは、爺さんの考えは合ってる。今日のマルーは過去のマルーと同じじゃない」 マルーはキャベスの問いかけに応える。ヘルメットの奥の表情は誰にも見えなかった。 「一人の剣士がいた、彼の命は尽き、彼の意志は尽き、彼の正義は尽きた。 だが、彼の技はここに残る。ここに、この身に残す。彼の死の責任、それはこの身にあるのだから」 「悪い、何言っとるのかさっぱりわからん。取りあえず本気でこいや、てめーはそんなんじゃねえだろがよ」 (稲荷仮面がラスボスでない事が読者視点で確定しました。真ボスのデータを一部公開します) キャラクター名:トワイス・ケブレ 機体名:??? 属性:??? クラス:??? 筋力:A 敏捷:A 体力:AA 技術:すげえ 判断力:AA 精神力:B~Z 『クラス特性』 ???:現在乗っている機体による補正。もっとも、彼にとっては誤差程度のものだが。 『スキル』 衆手活性:彼の持つ流派の名であり、彼の生き様だ。未知の戦闘術を積極的に観察し、 それを習得しようとする。また、既に己の技術として取り入れ済みの戦闘スキルを相手が使ってきた場合、 お互いの技術値の差によって無効化、あるいは軽減する事が出来る。 (現時点では、アムステラ産のほぼ全部の戦闘技術の他、地球でこれまで対戦した相手の技、 そして共闘した黒天使隊の技に対応可能) 戦闘民族(弱):僅かに流れる戦闘民族としての血。強敵に出会った時、精神力を除くステータスが上昇する。 悲運:戦場に立つと一定時間ごとに発動し思わぬ強敵とのエンカウントを引き起こす。 彼の背負った運命は重く険しい。黄金のツメを装備した武道家級に試練が降って湧いてくる。 『プロフィール』 人にあんな事はやめて欲しいって言っておいて、こんな大会に変装して混ざってる快王だった。 まあ彼にも理由があってこんな事になったのでそれはもう少し先で説明するとして、 現状、彼はかなり追い詰められている。己に流れるケブレ家の血と意志、そしてミルット達軍人や キャベスが目を光らせているという事実が正体を隠し続ける事を困難としている。 がんばれ快王、大会をぶっ壊してしまいルルミーと同レベルの馬鹿と言われる事だけは避けるんだ! これはスーパーエージェントであるドリスが修斗大会にこっそり混ざった アムステラ軍人を見つけ出し成敗する物語であーる!(強調) 戻る (続く)
https://w.atwiki.jp/bellofelm/pages/188.html
縞パン 主に白地に水色のラインを施したツートンカラーのショーツ いちごやクマさんのプリント物と同じく 一部の愛好家から根強い支持を受けているアイテムである 関連項目 ヒルデガード・アムステラ
https://w.atwiki.jp/hinokami/pages/77.html
HiNo-神-Project -ヒノカミプロジェクト- 2011夏 コミックマーケット80 特設ページ 今回の商品は山盛りだよっ! ・神主ZUN 栓抜き缶バッチ ・東方神霊みょんっ 缶バッチセット ・東方 四季おりおり缶バッチセット ・嫁夢シリーズ vol.2 ・(再販)嫁夢シリーズ vol.2 ・(再販)森近霖之助 漢道ふんどし風タオル ・(あの企画も!!) ・(まだあるかなー・・・) 東方神霊廟 主人公陣ちびキャラの、かわいいストラップ ひとつずつ着けてもよし!4つ並べて着けてもよし! お得な4個セット価格350円!! 東方神霊みょんっ 缶バッチセット (トウホウシンレイミョンッ カンバッチセット) 1セット350円 ※単品販売は行いません 絵・制作 甘れもん 制作 ミストラル 火神はやて 制作秘話 甘れもん「なんか4コマっぽい缶バッチ作るんだけどいいネタない?」 ふにゃも「そうねー。東方神霊みょんっで行こうぜwww」(瞬間的かつ適当な思いつき) 甘れもん「えー。適当。」 数日後のふにゃも「まさか本当に商品になるとは思わなかった。でも反省も後悔もしていない。」 東方の歴代の人気キャラ4人による、四季おりおりの缶バッチ。 さりげなく、4枚つながってるんです。 お得な4個セット価格350円!! 東方 四季おりおり缶バッチセット (トウホウ シキオリオリカンバッチセット) 1セット350円 ※単品販売は行いません 絵 坂田 制作 ミストラル 火神はやて 甘れもん 寝る前に「ある儀式」をすると、あなたの嫁が夢に出てくる ふしぎな写真立てシリーズ、第2段!! 今回はえろえろいぬさくやさんです!! 嫁夢シリーズ vol.2 (ヨメユメシリーズ ボリュームツー) 一個300円 (十六夜咲夜) 絵 んにゃら 制作 火神はやて 「安心したまえ。これはフェイスタオルだ。さぁ、これで顔を拭かないか?」 ※ふんどし風のフェイスタオルです。ちなみに新品です。 ※清潔なものなので、安心して顔をお拭きください。 森近霖之助 漢道ふんどし風タオル 1枚 イベント500円 とらのあな 599円 パッケージイラスト でぃけ 制作 火神はやて ふにゃも 情人 甘れもん 冬コミC79で販売したものには腰につけるための紐がついていますが、C80から販売するものからは商品改良として紐がつきません。 ※夏コミC80での販売において、紐がついているバージョンとついていないバージョンが混在してしまいました。お詫びいたします。 2011/08/05 この先はまもなく公開!!ちょっとだけまってね! そう。悲しい事があったのさ。 そうさ。そのとおり。色々、いろいろだ。あぁ。 …そうか。聞いてくれるのかい?今日は長い夜になるよ? …アッーーーーー!!
https://w.atwiki.jp/bellofelm/pages/1136.html
P-3(プロトスリー) 3型試作機の愛称。 試作機は全て量産型と大きく仕様が異なっており、内容的には全く違う機体と言える。 とはいえ元となる機体であるので、カラーやペイントパターンを除く外見は共通している。 関連項目 P-3パールヴァディー P-3プレイアデス P-3プロメテウス P-3ペルセポネー
https://w.atwiki.jp/playkarakurisrc/pages/48.html
左から、A⇒B⇒C 味方出撃 マップA オッペンハイム ニセ妖爪鬼 マップB ヘラ 羅甲パワード マップC アセト 羅甲パワード 敵一覧 マップA イワン Lv21 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) マップB トシカワ Lv22 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) マップC クロッカン Lv21 6型(O.M.S.仕様) パグールス Lv20 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) O.M.S.兵 Lv19 6型(O.M.S.仕様) 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 オッペンハイム、ヘラ、アセトの撃墜 味方増援 なし 敵増援 なし 獲得パーツ イワン 6型(O.M.S.仕様) ガトリングキャノン トシカワ 6型(O.M.S.仕様) 高性能レーダー クロッカン 6型(O.M.S.仕様) スーパーリペアキット、ドリンク剤 パグールス 6型(O.M.S.仕様) スーパーリペアキット、カートリッジ 攻略ポイント インターミッションで下準備 このステージはオッペンハイム、ヘラ、アセトしか使うことが出来ないので各搭乗機の能力を上昇させるパーツを平均的に装備させよう。 ルン(鋼の爪)はこのステージで勝手に出て行ってしまうのでパーツを装備している場合は追い剥ぎしておこう。 基本戦術『準備万全で戦いに挑め!』 今回は黄昏よろしくの連戦ステージ、そんなに難しい構成ではないので全キャラを平均的にレベルを上げていれば簡単にクリア出来る。 マップA オッペンハイムのマップは出てくる敵が全部6型なので、初手気合からの敵射程外(左右)に移動させこっちの射程内に誘導しよう。 O.M.S.兵は格闘値が並なのでチェーンマインもそんなに怖くないのでマッハ!!!などの近接攻撃で一気に蹴散らして行こう。 マップB ところ変わってマップBはヘラ単体のステージ、戦いはマップAと同じで無理して敵の射程内に入らないで誘き寄せて一気に一掃してしまおう。 さらに、ヘラには精神の堅牢があるのでうまく使えば簡単に終わらせることが出来るだろう。 マップC 最後にアセトのいるマップC、こちらはクロッカンと、パグールスがいるので二人の能力に注意して戦って行こう。 アセトは下手に後ろへ下がると後手に回るので射程内に入ったら毎ターン集中を使って回避率を上げて援護攻撃の持つクロッカンを先に落とすと敵の火力を落とすことが出来る。 また、パグールスはカウンター持ちなのでを攻撃する時は自分のHPを確認してから攻撃しよう。
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/270.html
〇某所 レディ・ミィラが語る。 「ハンドレッドから聞いた、アントン辰巳の八百長の持ち掛けから…。」 「プカハンタから得た情報から得た、アントン辰巳の正体から…。」 「こうするしかなかった。」 「それは…。」 「“ 居 場 所 ”を 捨 て る 事 。」 レディは続ける。 「それは地下プロレスに『最期の日』を与える事。」 「そう。それは…。」 「秘密裡(ひみつり)に行われている『地下プロレスの存在』を『 公 に す る 事 』だわ。」 「リーク(=意図的に秘密や情報などを漏らす事)場所は『日本防衛軍』。」 「日本防衛軍には大恩ある『柳生月心斎(お爺)』が居る。」 「私達が唯一持つ『表世界の太いパイプ』よ。」 「頼るトコロはそこ以上に無いわ。」 「けど、秘密裡の地下プロレスのリーク…。」 「だけでは、日本防衛軍が動くにはちょっと弱いわ。」 「だから、私は『アントン辰巳の正体』を話した…!」 そしてレディはこう言い放つ! 「 ア ン ト ン 辰 巳 の 正 体 … ! ! 」 「 そ れ は … ! ! 」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○超鋼戦機カラクリオー外伝 クロガネの賛歌・番外 ー 地下プロレス最期の日 ー 第 6 話 「 へ へ ! や っ た ろ う じ ゃ あ ね ぇ か ! ! 」 舞台は再びリングへと移る。 「『フシャォォォォォオオオオオオオオオオオウ!!!』」 デビル・クラーケンは吼えた! 愛して…。愛して…!愛して止まない!! 父の姿を見る事が出来たのだから!! 解っている。 デビル・クラーケンは解っている。 この男が、本当の自分の父親では無い事を。 だが。 そんな事など、 ど う で も 良 か っ た ! 何 故 な ら ッ ッ ! ! 車慶兵衛(くるま けいべえ)! 「お、やる気満々じゃねぇーか、坊主!!」 「どぉれ、おいらも…!!」 「一丁、『 カッコ良いトコ 』を見せてやるとするかァー!!」 クラーケン! 「(ああ…。)」 「(見てやるよ。)」 「(幾らでも見てやるよ…!!)」 「(アンタのカッコ良いトコをッ!!)」 クラーケンは燃えたのだ! そこに父の姿がある事に!! その正体が誰であろうと最早関係ないッ!! ッ ッ ク ラ ー ケ ン ! ! 「( 行 く ぜ 、 親 父 ィ ィ ィイ イ イ イ イ イイ イ イ イ イイイイイイイイイ!!!!!)」 「 『 フ シ ャ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ! ! ! ! ! 』 」 車慶兵衛の正体。 それは『大蛇毒砲(おろち どっぽ)』であった。 秘密裡(ひみつり)に行われ…。 尚且つ『とんでもない正体』を持つ者が居る、 地下プロレスに最期の日を与えるべく潜入し。 情報により知った『車慶兵衛』の姿をした者を見つけた。 毒砲はピンと来る。 「(コイツをネタにハンドレッドを追い詰めるつもりってぇ腹かい。)」 な の で ! ド ッ ゴ ォ ォ ォ ウ ! ! 得意の空手でソイツを気絶させ。 毒砲。 「丁度いいや。顔は特注のマスクじゃねぇか。」 と。マスクと衣装を奪い『車慶兵衛に成りすましたのだ』。 そして、今、戦っている。 毒砲! 「へへ!何人来ようとぶっ倒してやるぜ!!」 クラーケン! 「フシャォウ!(ああ、やってやるぜ、親父!!)」 それを見た辰巳は…。 辰巳。 「フム…。2人か。」 「用意している兵で事が足りるな。」 と余裕の様子。 そ の 時 で あ っ た ! ??? 「「「「 キ ィ ィ ィ ス キ ス キ ス サ ン キ ス ト ! ! 」」」」 とても果実的(フルーティー)な声が響き渡った!! それは…!『マスク・ド・サンキストの一族』であった!! 30年前、『ジ・ハンドレッド』に『初代マスク・ド・サンキスト』を殺された以降、 数々のサンキスト達がハンドレッドに挑み、そして殺された一族だッ!! その一族が!今!!ここに現れッ!! 一族を代表するように、“サンキスト一族の最終兵器”マスク・ド・サンキスト“オメガ”がこう言う!! 「ボク達はね…。アントン辰巳。」 「認められないよ、こんなハンドレッドくんの最期。」 「ボク達はボク達の手で殺すか、他の人が殺すにしても…。」 「『地下プロレスのリング』で殺して欲しいと思っているんだ。」 「だから、こんな最期は認められないな、キストキストキスト!!」 辰巳。 「ほう?それで??」 オメガ。 「キィィィスキスキスサンキスト!!」 「だからハンドレッドくんを、助けちゃうんだよよよよぉ~~ん!!」 「アントン辰巳!君の好きにはさせないからねねねねねぇ~~~~ん!!」 そして、サンキスト達がこう言い放つ!! 「「「「 ア ン ト ン 辰 巳 と そ の 一 味 ! 今 か ら 君 達 を 、 “ ブ ッ コ ロ 死 ”す る ッ ! ! 」」」」 辰巳! 「言うじゃねぇか…!」 「おい、遊んでやりな!!」 兵・上川! 「はい。会長…!!」 オメガ! 「ご自慢の兵をブッコロ死する!!」 数十名のサンキスト達が戦線に参加した!! 毒砲とクラーケン…!共に強し!共に激しい!! その2人が力を合わせて戦っているのだ!! これ正に『100万パワー』ッ!! そんな最中(さなか)であった。 携帯に電話しながら現れる、 金髪で長髪な男が1人…!! ??? 「オォ~~~♪ キョーコちゃん、元気ィー。」 「うん。 うん。 イヤ、誤解だよ、それは~~~~~。 誤解だってば。」 「ヨシ! 会おうッ!! ネ♪ 今夜、会おう!! ネッ♪ ネ ッ ♪ ( は ぁと ) 」 「ヨシ、会おう! 30分後だ!! 」 プツ…(TELを切る。) ギンッ!!(睨む!!) その男は九螺魔(くらま)であった。 九螺魔がこう言う。 「やってくれちゃったね。君達。」 「教えてやるよ。」 「技術とか…。キャリア。」 「それ以前に、俺と君等じゃ違うんだよ。」 「 『 数 値 が ね 。 』 」 無造作。 散歩でもするように、ゆるーく近づいてくる、九螺魔 彦一ッ! 車 慶兵衛の姿をした毒砲は言い返す。 「おいおい…。」 「随分と、デカい口叩くじゃねぇか。」 「吐いた唾(つば)ァ、飲む事ァ出来ねぇんだぜぃ…?」 「お?」 「おほ??」 「ふぇ……。」 「ふぇ… … … ! 」 「 『 フェェ ェ ェ ッ ク シ ョ ン ! ! ! ! 』 」 くしゃみ! だが、その実態と、そう見せかけての『 正 拳 突 き ッ ッ ! ! 』 軽くもゆるく半握りの右の手ッ!“菩薩(ぼさつ)の拳”であるッッ!!! だ が ッ ッ ! ! ! 「……。」 「おいおい…。」 何とッッ!! ダメージは、ノーだァァアアアーーッッ!! 九螺魔! 「君(ロートル)を相手に、『本性』なんて見せたらダメ。」 ブ ゥ ン ! ! ! 九螺魔は、無造作に腕を振り落とすッッ!! 毒砲! 「ッッ!!」 掌、自ら球と成しッ! 防御(うけ)を完全とすッッ!! マ ・ ワ ・ シ ・ ウ ・ ケ ッ ッ ! ! ! ガ ン ッ ッ ! ! (防いだッッ!!) 「~~~~~ッッ!!!」 「(なんてぇ、馬鹿力だい!)」 それを見たクラーケンは! 「 『 フ シ ャ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ! ! ! ! ! 』 」 (待ってろ、親父ィィイイイイイー!!!) (助太刀するぜぇぇぇぇえええええええええーーーー!!!) 加勢へと向かった! 「我々は退避させて貰うよ、アントン辰巳。」 「全く、デモンストレーションが台無しじゃないか。」 「くわばらくわばら。戦いに巻き込まれちゃたまったもんじゃない。」 死合を見ていた『とあるVIP達』が去っていく。 アントン辰巳は事もなげこう言う。 「埋め合わせはその内に…な♪」 この様子を冷静に見ていた男が一人。 「クヒィ!」 蔵金芯太郎(くらがね しんたろう)である。 「(このゴタゴタ。ハンドレッドをヤる最高のチャンスじゃあありませんか!!)」 芯太郎はナイフを抜く。 「バタフライ・ナイフ(コイツ)で何でも切り刻めるように、日々のトレーニングを欠かした事は無い…ッ!」 「ハンドレッドッ!今こそ復讐の時ッ!!切り刻んでくれるぞッ!ヒヒヒ!このお父様から貰ったナイフでなぁッ!!」 ト ト ト ト … 。 芯太郎が倒れているハンドレッド接近する。 そんな芯太郎に声を掛ける者が一人…。 「キストキストキスト…。」 「寝込みを襲う。」 「それは無いんじゃないかな?前会長…!」 芯太郎! 「チィ!オメガか!!」 オメガ! 「そう…!マスク・ド・サンキスト“オメガ”だよよよよぉ~ん!!」 芯太郎! 「なぁ、オメガ。僕にハンドレッドを殺させろよ。」 「僕のお父様も、初代サンキストと似た時期に殺された…。」 「気持ちが解るだろう?僕達は同志じゃあないか??」 オメガ! 「自分は安全なトコに居て、死ぬ危険も無いトコで、ただただ死を願う。」 「命を懸け、何度もハンドレッドくんと死合ったボク達とはあまりにも違う。」 芯太郎! 「クヒィ!だがお前達も殺したいのは同じだろう?」 「その為には反則だってじさないじゃあないか…!」 オメガ! 「ボク達はルール無用の残虐(ざんぎゃく)ファイターかも知れない。」 「だがそれでいて…『戦士』だ。戦士と傍観(ぼうかん)者は相いれない。」 芯太郎! 「じゃあ僕の邪魔をするって言うのかい?」 オメガ! 「仮にも元会長…。殺さないであげるからねねねねぇ~ん!」 芯太郎! 「ハッ!このクサレ果実がァー!!」 「僕はこのチャンスを逃す訳にはいかない!!」 「切り刻んでやる!切り刻んでやるぞ、ピチピチしたオレンジみてぇなお前をなぁ!!」 オメガ! 「地下プロレス正戦士の実力…。見せてあげようじゃあないか!!」 「 キ ィ ィ ィ ス キ ス キ ス サ ン キ ス ト ! ! 」 蔵金芯太郎vsマスク・ド・サンキスト“オメガ”戦が始まった!! アントン辰巳の兵とサンキスト達が戦闘を行っている!! サンキスト“ビッグ”! 「キィースト!!」 サンキスト“ビッグ”がカポエイラ仕込みの蹴りを放つ!! ドグッシャァァァアアアアアアアアア!! アントン辰巳の兵・上川の腹部に命中!! 兵・上川! 「ボエボエグゥオギャァアアアアアア…!!」 兵・上川は吐しゃ物をまき散らす!! 兵・常間(ときま)! 「接近戦は不利だ!銃で撃ち殺せ!!」 兵・珠玖(しく)! 「だ・駄目だ!あっという間に接近してくる!!」 「うわぁぁぁああああああああああああああ!!!」 それは…! 地獄の果実であった!! 屈強に鍛えられた果実の数々!! その誰もが精鋭である…!! その誰もが強者であった…!! サンキスト“シャープ”!! 「君等では、あの地下プロレスのリングで戦うに値しない。」 つ ま り ! 「 雑 魚 っ て 事 だ よ よ よ よ よ ぉ ~ ん ! ! 」 ッ ッ ドグシャドグシャドグシャ! ドグシャドグシャドグシャ!! ドグシャドグシャドグシャ!!! ッ ッ 手練れ数十名!サンキストの集団!! それは…! 決 定 的 な 差 で あ っ た ! ! アントン辰巳は囲まれていた…! サンキスト“レッド”!! 「キストキストキスト…!」 サンキスト“ブルー”!! 「新会長・アントン辰巳…!!」 サンキスト“グリーン”!! 「君はボク達が…!!」 サンキスト“イエロー”!! 「ブッコロ死する…!!」 サンキスト“ピンク”!! 「キィィィスキスキスサンキスト!!」 辰巳は退屈そうにこう言う。 「さっさと来い。バカ……。」 サンキスト達は一斉に跳びかかる!! 「「「「「キィィィィィィスト!!」」」」」 ダ ン ! ダ ン ! ダ ン ! ダ ン ! ダ ン ! 各々(おのおの)、強烈な跳び蹴りの嵐ッ!! だが!アントン辰巳にとって!! ガ ガ シ シ ィ ィ ! ! 全く持って微風(びふう)程度でしかなかった!! 辰巳! 「“ブルー”と“イエロー”…。」 「2人の脚を掴んで…。後は…。なぁ?」 「ダッシャァ ァ ア ア ア ! ! ! 」 ッ ッ グルルルルルルルルルルルル ルルルルルルルルルルルルルルル ルルルルルルルルルルルルルルル!! ッ ッ 回る!回る!回る!アントン辰巳が思い切り回るッ!! “ブルー”と“イエロー”を棍棒の如く利用し他のサンキスト達を殴る!! その回転打撃で、サンキスト達が吹き飛ばし!! パッ(“ブルー”と“イエロー”の脚を離す。) そ し て ! 辰巳! 「ダァーッ!!」 倒れたサンキスト“ブルー”を掴み! そのままジャーマンスープレックスで、 叩き付け…!! その叩き付ける先の!! グワッシャァァア………!! サンキスト“イエロー”! 「キィスト…!?」 ジャーマンスープレックスで叩きつけられた“ブルー”!! その“ブルー”に叩き潰される“イエロー”!! あっと言う間に2人が死亡する!! サンキスト“ピンク”! 「キ…キスト!」 “ピンク”が膝(ひざ)に手をかけて立とうするが…! ガ シ ィ ! 辰巳が片手で“ピンク”の頭を掴み…!! 辰巳! 「ダッッシャアアア!!」 ドッギャァァァアアアアア ア ア ア ア ! ! 弓を引くストレートパンチで“ピンク”の顔面が陥没(かんぼつ)する!! ダ ラ ァ ン ! 力なく床に伏す“ピンク”…! サンキスト“ピンク”は死亡するッ!! グ ! グ グ ! サンキスト“グリーン”がフラフラしながら立ち上がる! そ の 瞬 間 ! 辰巳! 「ダァァァアアアアーーーッ!!」 ゴッッシャァァァァアアア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! 延髄斬りであった!! 立っている“グリーン”の斜め後方あたりから、その場で垂直にジャンプし! ジャンプのほぼ頂点で体を捻って片足を差し出し、その足の甲を“グリーン”の後頭部へぶつける!! ッ ッ メ”ボ”キ”!! ッ ッ その一撃で“グリーン”の首はへし折れた!! ッ ッ サンキスト“グリーン”! 「サンキストォ… ゴ ボ ォ ! ! 」 ズ ダ ン ! “グリーン”は吐血をして死に絶えた!! ッ ッ サンキスト“レッド”! 「オーレンジ!オーレンジ!!」 ダ ッ ! サンキスト“レッド”が突っ込む! サ ッ ! 辰巳は右手を“レッド”の前に出し…! 「どうした…。手四つだよ……。」 そ の 様 に ! “レッド”は戸惑う。 「キ…キスト!!」 対 し ! バ シ ィ ! 辰巳は“レッド”の顔を平手打ちにする!! ヨ ロ ォ よろける“レッド”…! だが体勢を立て直し…!! “レッド”! 「キストキストキスト…。」 「いいよ、やろうじゃないか…!!」 “レッド”は辰巳の右手を掴む!! そ の 瞬 間 ! ギ シ ュ ! さながら指が、荒れ狂う蛇の如くだ! 力強い“掴み”が“レッド”を襲い!! 辰巳! 「握力が足らんな…。」 「一体何を練習してたんだ…?」 グ リ ! 辰巳は掴んでいる手で“レッド”をつま先立ちにさせ…! グッシャァァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! 右足で持って“レッド”の股間を蹴り上げた!! “レッド”は…!! 「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!!!」 声にもならぬ絶叫をし…!! グ シ ャ ン ! 力なく倒れ、死に絶えた!! それとは別の一方である。 プシャァァ ァ ア ア ア ア ! ! (オレンジ色の液体ッ!) (『100%果汁のオレンジジュース』だッッ!! ) 言うまでも無く『 オレンジジュースは、 酸 性 の 液 体 ッ ! ! 』 一粒でも眼球内に入り込めばッ! 染みては、荒れ狂う、酸の所業ッッ!! 『 瞼(まぶた) は 、 固くも 閉 じ ら れ る ゥゥゥーー ー ー ッッッ ! ! ! 』 喰らった者は!! 「くそ!くそ!くそ!」 「このクサレ果実が!!」 「どこだ!どこだ!オメガ!!」 蔵金芯太郎である!! 目が見えない芯太郎に対し! オメガが叫ぶッ!! 「煮込み過ぎたオォォオオーーレンジみたいに!」 「なるって事ささささぁぁ ぁ ぁ あ あ ん ん ! !」 ッ ッ そして、マスク・ド・サンキスト“オメガ”はッッ!! 己の頭部を軸にしッ! さながら独楽(こま)のようなッ! 竜巻、巻き起こるが如くの激烈な回転(スピン)を実行するッッ!! 足は刃(やいば)だッ! ミキサーの容器内にある『 オ ー レ ン ジ を粉砕して、混ぜる時に使用される 刃(やいば) だッッ!!! 』 オメガの丸太ン棒の様な太い足が、『 鈍 器 の 刃 と 、 今 ッ ! 化 し て ッ ッ ! ! 』 ッ ッ 蔵金芯太郎に対しッ! 渦を巻きてッ! 襲いて掛かるッッ!! 「 『 メ イ ア ・ ル ー ア ッ ッ ッ ! ! ! ジ ッ ッ ! ! サ ン キ ス ト ・ オ ー レ ン ジ ィィィィ イ イ イ イ イ イ ーーー ッ ッ ! ! ! 』 」 ギ ィ ィ ャ ヤ ヤ ルル ルルル ルル ル ル ルルル ルル ル ル ル ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ギャンギャ ン ギ ャ ン ギ ャン ル ルル ル ル ルルルル ルゥゥゥゥルルルルゥゥルルゥォォオオオオ オ オ オ オ オ オ オオオオ オ ッ ッ ! ! ! ! その様、正にミキサーよッッ!! 弾ける果実だオーレンジッッ!!! 砕けて粉砕ジュースとなりてッッ!!! 『 ブ ッ コ ロ コ ロ ブ ッ コ ロ 死 亜 無 っ て ヤツ だ ァァ ァ ア アアア ーー ッ ッ ! ! 』 ゴ ッ ッ ッ ツツ ツツツ ツツ ツ ツ ギャア アア ア ア ア ア ア ー ー ー ァ ァ ァ ァ ァ ァンアンアンアンアンァンアン ァ ン ァ ン ァ ンア ン ア ン アンァンアンアンァ ゴッッッッガガガガァァアアァアアア ア ア ア ア ア ア アーーー ー ン ッ ッ ! ! ! ! 芯太郎が、吹っ飛ばされますゥーッッ!! ダンプに跳ね飛ばされたゴムマリみたいに、弾けて弾んで倒れ伏すゥゥゥウウウウウーーーッッ!!! 「お…お父様…!!」 ガク…ッ!!(芯太郎は気を失う!!) オメガが言い放つ! 「ボクは“サンキスト一族の最終兵器”マスク・ド・サンキスト“オメガ”…!」 「とってもスティッフ(直訳は「堅い」。転じて「妥協の無い」を意味する)な『 地下プロレスラー 』って事さ。」 「 ね ? 傍 観 者 く ん ? ? 」 それは…! 圧倒的なオメガの勝利であった!! 毒砲が九螺魔に拳を叩き込む!! 「 『 蛇 輪 ッ 』 」 チュドォォォオオオオオ オオオオオオオオオオオオ オオオオオオオオオオオオオ!! ッ ッ ○蛇輪(じゃりん) 大蛇流に代々伝わる、門外不出の必殺奥義ッ! 手首を限界まで捻り“インパクトの瞬間”にその捻りを“開放する事”によって、 対象の外部と内部にその捻りで生まれたパワーをそのまま『正拳突き』に上乗せさせ、 ぶつけるという『 強 力 な 技 』である。 インパクトのタイミングを調節する事で、捻りのパワーを表面にのみ拡散させたり、 逆に内部に打ち込みズタズタに破壊する事も出来、これが大蛇流の「肉体の外部と内部の同時破壊」を最も端的に現す技でもある。 しかし同時に習得も困難であり、その証拠として上記の説明もほぼ説明として意味を成していない。 (当然ながら常人が実行しても何の効果も無い。習得者があくまでも感覚的に捉えたものを言葉や文章にしているだけである)。 その為、蛇輪を使える者は世界中でも数えるほどしかいない。また反動も大きく撃ち過ぎは禁物である。 ッ ッ 九螺魔! 「あッ痛(つう)ゥ~!」 そして毒砲は腰を落とし! 更にこう言い放つ!! 「続けるぜッ!!」 「 『 つ る べ 蛇 輪 』 ッ ! ! 」 ッ ッ ○つるべ蛇輪(つるべ じゃりん) 蛇輪のつるべ打ちッ! 一撃一撃の攻撃は、蛇輪に比べ格段に落ちるが、 問答無用の正拳突きの連打は、蛇輪の攻撃力を上回るッ!! ッ ッ ドババババババババババババ バババババババババババババババ バババババババババババババババ!! 打つ!打つ!打つ!打ち続けるッ!! 左!右!左!右!蛇輪が拳を打ち続けるッ!! そう!毒砲は!! 九螺魔をメッタに打ち続けるゥーッ!! だ が ! 九螺魔! 「フム…。」 「思った通りだ。」 「どんなもんかワザと受けたみたけど…。」 九螺魔は言い放つ! 「 ま ァ 、 こ ん な も ん で し ょ 。 」 毒砲は舌を巻く! 「嫌(や)だねぇ。」 「かつてはコイツでハンドレッドをヒィヒィ言わせたってのに。」 「年は取りたくねぇもんだ。」 そうとは言え…! 老いたと言えど、あの“人喰い大蛇”大蛇毒砲の拳である!! 何と、九螺魔の頑健…!否(いいや)!!そのような言葉ですら計り知れない!! 規 格 外 過 ぎ る 、 そ の 耐 久 力 よ ! ! ッ ッ 毒砲! 「ちぇりアアアア!!」 ド ゴ ォ ! その一撃とは!! “虎口拳”!! 『虎口拳(ここうけん)』 親指と人差し指のつけ根で、縁道と呼ばれる鼻と眉毛の間を強打する。 数瞬だが視力と思考力が失われ…次の攻撃をまともに受ける事になる。 ハ ズ だ っ た ! 九螺魔! 「そんなんじゃダメ(はぁと)」 ガ シ ィ ! 毒砲が捕まる!! ッ ッ 毒砲! 「急所が効かねぇ…!」 「テメェ…!その正体は!!」 九螺魔! 「そこから先はダメ(はぁと)」 ギ ュ オ ン ! 九螺魔が毒砲を放り投げる! ッ ッ 毒砲! 「おっと、俺(お)りゃあ、投げには強いんだぜ?」 グルグルグルグゥル!!(毒砲は全身を横回転させ!!) グルグルグルグゥル!!(推進力を中和させ!!) ストォーッ!!!!!!(床に着地す!!) 九螺魔! 「へぇ…身軽じゃないのロートル。」 毒砲! 「投げは巴二十八に痛い目に遭わされたんでな♪」 その合間を縫い!! クラーケン! 「フシャォウ!!」 デビル・クラーケンが突っ込む!! 九螺魔! 「左腕が無いのに無理すんなよ…!」 クラーケン! 「フシャア~!!(ニヤリ)」 突っ込むクラーケン! そして、その左腕が!! ボ コ ァ ! 生 え る ! ! 九螺魔! 「あら?イカの化け物だけあって生えちゃうの訳ネ。」 クラーケン! 「フシャォウ!!」 クラーケンは触手で鞭(むち)のように九螺魔を攻撃する!! ガ シ ィ ! 九螺魔が触手をキャッチする!! そして九螺魔がこう言う! 「アンタの攻撃くらい効きやしないけど…。」 「その『軟体ボディ』は面倒だ。」 「 叩 き 付 け な き ゃ ね ! ! 」 グ ゥ ン ! 九螺魔はクラーケンの触手を引っ張り! そ し て ! ビ タ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! クラーケンの体躯(からだ)ごと、床に叩き付ける!! そ れ を ! ビ タ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! 何 度 も ! ビ タ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! 何 度 も ! ビ タ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! 何 度 も ! ビ タ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! 何 度 も ! それを見た毒砲! 「坊主!今行くぜ!!」 し か し ! 九螺魔! 「邪魔しちゃダメ(はぁと)」 ビ タ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! 接近する毒砲の目前にクラーケンを叩き付ける!! そして、毒砲の動きを止める!! 九螺魔! 「今、大事なトコだから(はぁと)」 「ネ?デビル・クラーケン??」 クラーケン! 「フシャァ…。」 「(ニヤリ)」 クラーケンはニヤリと嗤(わら)った。 クラーケンが猛る!! 「『 フシャォォォオウウウウウ!!!!(甘く見たな、九螺魔!) 』 」 「(幾度と無く叩き付けた事により、軟体ボディはダメージを吸収する!!)」 「(無傷とは言い難いが、さながら“バネ”の如く!!)」 「(吸収した、この威力を発露し、 九 螺 魔 ! )」 「( お 前 を 投 げ 返 し て や る ! ! )」 「( ゆ く ぞ 、 九 螺 魔 ! 魔 投 絶 技 ッ ! ! ) 」 「( 『 必 殺 投 撃 ・ 地 獄 の 大 雪 山 』……ッ! ) ( 改 め ッ ッ ! ! ! ) ( 名 付 け て ぇ ぇ ぇ ぇ え ええ え えええええ え え え え え ~~~~~ っっっ ! ! ! ! ) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「 『 ( 大 渦 潮 ・ ハ リ ケ ー ン ッ ッ ッ ! ! ! ) 』 」 ビ タ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ! ! ! 九螺魔がクラーケンを叩き付けた、その時! ギ ” ュ ” ウ ” オ ” ォ ” オ ” オ ”オ ” ギ”ュ” ル”ル” ル” ル” バ” ォ” ゥ” ゥ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ゥ”オ”ォ”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ” ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! ! ー デビル・クラーケンが回転する! 超軟体ボディは、その超軟体な吸収性により、 九螺魔の叩き付ける攻撃を吸収していた! ー その吸収した力を発露する事により、 捕まれた状態であっても強力な回転が可能ッ! そ う だ ! ー 超軟体ボディに吸収された力を、バネ如く発露する事により! ー 『更に大きな力』で『 九螺魔 』の“力”を、 捩( ね ) じ 伏 せ る ッ ッ ! ! そ れ こ そ が ! 「 『 ビ シ ャ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! 大 渦 潮 ・ ハ リ ケ ー ン ッ ッ ッ ! ! ! 』 」 ギィィ ィ ィ ヤ ァ ァ ル ゥ ルル ルルルゥ ッ ッ ォ ォ オ オ オ オオオオ オ オ オ オ ー ー ー ー ー ー ッッッッ ! ! ! ! ーーーー 激 し く 回 転 を す る “ 大 渦 潮 ・ ハ リ ケ ー ン ”は、 次 第 に 臨 界 点 を む か え … … …… ッッッ 。 グ ッ ッ ッ ン ン ウ オ オオ オ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ー ー ー ー ー ッッ ッッッッ ! ! ! ! ーーーー デビル・クラーケンは、部屋の壁に 狙 い を 定 め … … …… ッッッ 。 パ ァ ッ ッ ン ン ー ー ー ー ー ー ッ ッッ ッ ! ! ! ! ーーーー 九 螺 魔 を、 解 き て 放 っ た … … …… ッッッ 。 ~ ~ ~ ~ ~~ ~ ” ~ ” ~ ” ~ ” ー ” ー ” ー ” ー ” ー ” ー ” ッ ” ッ ” ッ ” ッ ” ! ! ! ! ッ ッ ! ゴッッ ッッ ッ ド ド ド ド”ッ”ッ”パ” ァ” ァ ” ァ ” ァ ” ァ ” ァ ” ァ”ア” ア”ア”ン” ン” ン ”ン ” ン ” ! ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 九螺魔は…。 叩きつけられた壁で。 そのまま十数回、回転を続けた。 止まりしその時。 バ タ リ 九螺魔は倒れて伏した。 それを見た毒砲はこう言う。 「まるでハンドレッドの『ハンドレッド・タイフーン』じゃねぇか!」 「おったまげた!他のヤツが使いこなすとはよぉ!!」 デビル・クラーケンは!! 「 『 フシャォォォォォオオオオオオ オ オ オ オ オ ウ ! ! 』 」 と、勝利の雄叫びを挙げた!! アントン辰巳は、確かにも通る声でこう言う。 「九螺魔。後は任せた。」 「『皆殺しで構わん。』」 「全責任は、Dr.劉に負わせる。」 「改造人間の暴走。」 「大惨事。」 「辛くも改造人間の破壊だけは行えた。」 「想定外だが、予測範囲だ。」 「こんなこともあろうかと、念の為、根回しはやっておいた。」 「何も遠慮する事はない。」 「ヤれ! 九螺魔!!」 「 『 本 性 だ ッ ッ ! ! 』 」 ビィカァァ…ン! 九螺魔の両眼がビカりと光った。 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る ・・・続く。